【第915回】 見つけた法則の応用

前々回の『第913回 法則の発見』で、足を踵→母指球→踵・・・とつかう法則を例に挙げ、この法則は剣、杖、四股踏み、舟こぎでも応用しなければならないと書いた。そしてこの法則で技や運動をすると上手くいくし、違反すると上手くいかない事が明確になった。
また、合気道の技をつかう場合は、簡単に足を踵→母指球→踵・・・つかうとしたが、もう少し詳しく書くと踵(後足部)→中足部(専門語では中足骨→母指球→踵・・・となる。それを図で表すと次のようになる。

この足づかいの法則を、正面打ち一教と片手取り呼吸法で発見したわけだが、合気道の基本技はすべてこの法則に則って足をつかわなければならない事を確信した。そしてこの足づかいが法則、宇宙の法則であれば合気の技以外にもこの法則があるのではないかと試してみたところ、剣の素振り、それに杖の素振りでも応用できるし、この法則でやらないと上手くいかない事がわかったのである。更に、禊でやっている舟こぎ運動や有川先生から教わったコメ(米)の字運動もこの足づかいの法則でやればいいということがわかったのである。お陰で、これまで如何に足づかいを疎かにしていたのかが分かった次第である。ということで、この足づかいは宇宙の法則であるわけだから、これからすべての技をこの法則に合してつかっていくつもりである。