【第908回】 出てくる問題に向き合う

年を取ってくるといろいろな問題に悩まされる事になる。若い内には想像もできない事や若い頃には全然問題ではなかったものが問題になる事などである。年を取って悩まされる問題は人によって違うが、共通する問題もあるだろう。だから他人から問題解決法を学ぶ事ができるはずである。今では90歳、100歳以上の多くの方が元気で楽しく暮らしておられるのをテレビや紙上で知る事ができ、非常に参考になる。

年を取ると誰でも高齢による問題を持つことになる。その問題に対して何もしないのも、薬やマッサージや医者に頼るのもいいだろうが、武道家としては自分で何とかしたいものである。そうでなければ武道家の誇りなど無くなるだろう。
まずは問題に向き合わなければならない。問題に向き合うとは、問題を無視したり逃げない事であり、対処することである。対処するとは、問題の原因を探し、その解決法を見つけることである。合気道の技づかい、稽古法と同じである。故に、合気道の稽古をしっかりやっていなければ、高齢による問題解決も難しいことになるだろう。

70歳を超えた頃からの自分自身に出てきた問題を振り返ってみると次のようなものがある。その問題の原因と対処法も記す。