合気道の基本は徒手である。喩え、相手(敵)が剣や杖で攻撃してきても基本的には徒手で制する事になる。それでは徒手だけの稽古をしていればいいかというとそうはならない。具体的に云えば、敵の得物(剣や杖)の攻撃に対して徒手(素手)で捌くためには、敵の攻撃レベルの二倍三倍の技量がなければ不可能だろう。故に、剣や杖も稽古しなければならないことになる。
そこで剣を振り、杖を振って稽古をすることになる。剣を振り上げて振り下ろしたり、杖突きの稽古をする。しかし大概は、剣道や杖道の振り方になる。自分がそうだったし、周りを見てもこの傾向にある。
尚、今回は合気剣に絞り、合気杖は別の機会に記すことにする。
過って、大先生のもとには剣の達人名人も稽古に集まってきていた。合気道から何か剣に役立つ事を見つけようとされていたわけである。故に、合気道には剣の達人をも魅了する何かあるはずである。
長年、それが何だったのか分からなかったが、ようやくこれではないかという事がわかったようなのでそれを記すことにする。
毎朝、禊をしている。初めに片手取り呼吸法や正面打ち一教を基本に徒手での稽古をする。この稽古からこれまで出来なかった技や動きを研究したり新し法則を見つけるのである。この徒手で見つけたものを、今度は次の禊ぎのプログラムになる剣で試してみるのである。その理合いや法則の確認である。この徒手の技と動きを剣でやるのが合気剣と考える。
そして剣で出来た事をまた徒手でやれば徒手でもより上手くできるようになるということである。つまり3段階になる。?徒手で技を見つけ ?剣で試す ?徒手で仕上げる
因みに、正面打ち一教も片手取り呼吸法も、基本技が徒手である程度できれば剣でもできるので、他の技(四方投げ、入身投げ等)でもできるはずである。これも合気剣である。
それでは合気剣はどんな剣になるかというと、合気徒手の関係で次のようになる: