【第228回】 元気で長生きするために

人類は豊かになると、寿命が延びるようである。今では日本人の平均寿命は、男性が79歳、女性が86歳になり、かつての人生50年を大幅に超えている。

少しでも長く生きるのもいいだろうが、願わくば自分の体と心、心身が健康の状態で長く生きたいものである。意識がないとか、体が自由にならず他人の手をかりなければならないような事態は、できれば避けたいものである。誰でもそう思うことだろうが、先のことは誰にも分からない。しかし、出来るだけの努力だけはしてみたいものである。

元気で長生きするには、いろいろな条件があると思うし、そのための努力も必要だろう。

その意味で、合気道は長生きのためにいいはずである。探求することは尽きることがないし、稽古は緊張する。探求心と緊張を持ち続けて修行していけば、元気で長生きすることができるだろう。
一人でも多くの合気道同士と、80,90歳になっても、元気で一緒に稽古がしたいものである。