【第192回】 高齢者の役割の一つの例(No.2)

前回は西洋と日本の違いを、思想、文化など大きく捉えて述べてみたが、今回は欧米で合気道を教えたり、ビジネスで彼らと接する場合に注意しなければならないマナーを、高齢者の経験と知恵として幾つか紹介したいと思う。

価値観や社会的基盤が日本とはかなり異なっている西洋諸国の人々とよい関係を保つためには、まず第一に彼らの常識や習慣を知ることである。これが時として日本とはまったく逆であるものもあり、初めは誰でも面食らうはずである。そのような常識や習慣において、日本人が注意しなければならないマナーの幾つかを紹介しよう。

なお、このテーマは、『ツールエンジニアリング』誌(2001.3.)に「国際的なビジネススタンダードのためのもう一つのソフト」と題して私が書いたものであるが、抜粋・修正して紹介する。

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前回も述べたが、これらのことは学校でも家庭でも教えられないだろうから、もし子供や孫が海外で生活する場合には参考になるはずだし、合気道普及のために外国に行く若者にも心得ておいてもらいたいことである。