【第998回】 片手取り呼吸法のまとめ

この論文は1000回を目指して書いてきたが残すところ3回となってしまった。1000回の後はどうなるかまだ分からないが、1000回でやってきたことをまとめてみたいと思う。 まず、この論文のテーマは「上達の秘訣」であるが、どのように上達してきたのかをまとめてみたいと思う。 論文を書いているときは意識していなかったが、終わりに近くなった今振り返ってみると、上達の秘訣には一貫した一つの流れがあり、その流れに乗って上達しようとしてきたように思える。 それは何かというと【片手取り呼吸法】である。この片手取り呼吸法を繰り返し稽古してきた事によって、技が上達し、合気道が分かるようになり、自分と宇宙が分かってきたのである。逆に言えば、【片手取り呼吸法】をやってこなければ今は無かったはずである。 それでは、何故【片手取り呼吸法】を稽古すれば上達したのかということになる。 それは【片手取り呼吸法】の技の中に、合気道の技の要素がすべて入っていること、そして【片手取り呼吸法】が出来れば他の合気道の技も同等程度に出来るようになることである。有川定輝先生は、合気道の技は【片手取り呼吸法】がつかえる程度にしかつかえないと言われていたのはこの事だと思う。 それでは己の【片手取り呼吸法】をどのようにつかうようになり、どのような事を身につけたかをまとめてみる。

それでは更なる上達のために今後どうしていきたいかである。
まず、“気“は大分分かってきたが”魂“がまだ分かっていないから”魂“に挑戦しようと思っている。勿論、【片手取り呼吸法】で探究することになる。