【第991回】 脳科学と合気道

今は大先生の教えである『武産合気』と『合気神髄』を毎日拝読している。繰り返し読んでいるので何十回も読んでいる事になる。しかし、今だに分からない箇所が沢山ある。だから最後まで、いつまでも読み続ける事になるだろう。
この他の本も読むようになった。子供のころや学生時代や勤めていた時代にはほとんど本は読まなかったが、年を取るにつれて本を読むようになってきたのである。読む本は合気道に関係のあるものである。無意識のうちに、これは合気道の上達のためになるだろう、合気道での問題を解いてくれるだろう等と期待して購入し、読んでいるようだ。

今読んでいる本は、『脳の本質』という脳科学の本である。合気道もまだよく分からないが、脳もよく分からない。しかし、合気道は科学であるというし、脳も脳科学ともいわれるように科学があるわけだから科学である。お互い科学であるわけだから、それぞれ分からない事も解決できるし、お互い解決し合う事もできるのではないかと思うのである。

合気道に参考になるような箇所を抜粋してみると次のようなる。「」は同書文、イタリック体は合気道的解釈である。

合気道を他分野と結び付けるのは難しいが、勉強になるから少しでも多く取り入れていきたいと考えている。これからも挑戦していきたいものだ。


参考文献  「脳の本質」 乾敏郎 門脇加江子著 中公新書