これまでの研究成果を書いてきたように、△や水火が分かってきた事により、△○□が解明されただけでなく、これまでよく分からなかった事が分かってきた。また、それらが△○□と結びついていること、そして共に活動していることが分かり、技でつかえるようになったということである。
それまでよく分からなかった事とは、例えば、奇靈荒靈和靈幸靈、気剛柔流、イクムスビ、タルムスビ、タマツメムスビ、正勝吾勝勝速日、天火水地、布斗麻邇御霊などである。
大先生は「△○□とはイクムスビ、タルムスビ、タマツメムスビのことで、正勝吾勝勝速日のことであります。これを霊的に見ますと、△奇霊、荒霊 ○和霊 □幸霊であり、これを物質的に見ますと、△天・火 ○水 □地であります。」(武産合気P.35)や、「△○□を物質的にいえば、天下水地、精神的にいえば四魂、即ち奇靈、荒靈、和靈、幸靈であります。これはどこから現れるかというと、二つの元、水火の元の御振舞の緩急の度合から生まれたのであります。」(武産合気P.42)などと教えて下さっているがよく分からなかった。
これらが△から△○□、そして上記の難題を解明してくれたのである。これまではこれらの難題を頭で解明しようと頭でいじくり回していたわけだが、△と水火を体で感得出来るようになったのである。
前にも書いたように技は△から始めなければならない。△は次のように成る。
まず、△○□と上記の難題の関係とその働きは次の表のようになるはずである。
因みに、合気道の技は△○□が根本である。大先生は「真の合気道は、気剛柔流、気△○□を根本として気によって技を生んでいくのをいう」と教えておられるのである。
イクムスビ | タルムスビ | タマツメムスビ |
正勝 | 吾勝 | 勝速日 |
<精神的・霊的> 奇霊、荒霊 |
和霊 | 幸霊 |
<物質的> 天・火 |
水 | 地 |
気流 | 柔 | 剛 |
あ お | う | え い |
息吐く | 息吐く | 息引く |