最近、ますます合気道の素晴らしさに感動し、これまで以上に楽しく修業している。最早、稽古の段階ではなく、修業という段階にあると実感する。これまでの稽古の段階より力が付いてきた事に加え、人間相手から宇宙対象の修行に入ってきたのである。宇宙活動に則った技と体をつかうようになってきたのである。大先生の教えのフトマニ古事記の段階に入ったわけである。布斗麻邇御霊で技をつかうようになったのである。そして宇宙の創造、宇宙の活動、宇宙の目指しているモノ等が分かってきたのである。つまり、それを技と理で現わす事ができるようになってきたということであろう。
宇宙(大宇宙、時間と空間)の営みの形で技と体をつかって修業していくと宇宙が見えてくると同時に、己の人体が見えてくる。そして、大先生が教えておられる「宇宙と人体とは同じものである」が実感出来るようになる。
大先生は、「宇宙と人体とは同じものである。これを知らなければ合気はわからない。なぜなら合気は宇宙のすべての動きより出来ているからであります。」(武産合気P.68)と言われているが、正しく然りと思えるようになったのである。ということは、合気がわかったことになるだろう。
例えば、それを実感できるのは、天の浮橋に立つ、天の御中主神になる、伊邪那岐神・伊邪那美神になる等である。
これまでは宇宙は遠い彼方にあるものと思い、それに少しでも近づこう、接しようとしてきたわけだが、結局は、宇宙は身の内にあったのである。
宇宙だけでなく、これまで遥か彼方にあると思っていたタカアマハラも、また、神様の宝物も天地の真理も身の内にあったのである。
それを大先生は、