【第817回】 高皇産霊神・神皇産霊神から摩擦連行作用

前回の第816回「高皇産霊と神皇産霊」で、高皇産霊、神皇産霊が右と左に螺旋し舞い上がり、舞い降りて摩擦連行作用が生じると書いた。
前回記したように、今回は、これをもう少し深く探究してみることにする。

道場の相対稽古や禊ぎの稽古で試しているが、次のような事がわかってきた。
まず、連用作用するものは、手と足である。(勿論、腰腹が重要だが、事を分かり易くするために、先ずはここでは忘れることにする。)

これが摩擦連行作用であり、その重要なところであると考える。だから、大先生は、「この摩擦連行作用を生じさすことができてこそ、合気の真髄を把握することができるのである。」と教えておられるのである。