【第783回】 老いを感じること

前回書いたように傘寿の80歳となった。この年になると流石に年を感じるようになる。70歳ぐらい前には、年を感じた事はなかったし、年を取り老いるということが分からなかった。70歳以降もこのまま元気で生活が出来、合気道の修業も続けて行けると思っていた。
しかし、傘寿を待たずして老いを感じるようになっていた。ということは、老いは気づかない内に、着実に進んでいたわけである。

それではどのように老いを感じるようになったかを白状すると、次のようなものである。

このようなことから、己の老いを感じているが、それを悲観しているわけではない。大事な事は、人も自分も確実に老いる事を自覚する事であるが、それを悲観するのではなく、楽しむことだと考える。この老いが、これから先どのような発展があるか心配もあるが、楽しみでもあるというわけである。

尚、近い内に、自分が実感する老いのよさ、長所を書いて見たいと思っている。

参考文献  『合気修得の道』(木村達雄著、合気ニュース)