【第1005回】 生活様式を見直す

高齢者になったので若い頃の生活様式を変えなければならないと思っている。生活様式には衣食住があるが、更に立ったり座ったりといった、具体的な身のこなしや動作も入れることにする。
今回ここで生活様式の見直しをしたいのは「すわる」(坐る、座る)である。
ここ数回にわたって書いたように、私の足が満足に機能しなくなってしまった。満足に歩けないし、稽古での受け身で満足に起き上がれなくなったのである。努力の甲斐あって、今は大分回復してもとに戻りつつあるので、これで合気道が続けられるとホットしているところである。

そこで冷静になった今、何故、足が動かなくなったのを考えてみた。足が動かなかった時は、これで私の合気道も終わりかと思ったし、これからどのように生きていけばいいのかと悩んだり、焦っていたのでそんな事を考える余裕はなかったからである。
そして分かったことは、「胡坐あぐら」のかきすぎであるということである。食事、仕事、読書等など胡坐をかいてやっていたのである。この胡坐をかいて生活していた事が足を弱らせたわけである。胡坐は立ったり、動いたるする足の筋肉をほとんど使わないのである。足首、腿、太ももの筋肉や骨に負荷を与える事がないので、足は弱ってきて、動けなくなったわけである。

人が家で身を入れて何かをする場合「すわる」ことになる。「すわる」には幾つかあるが、今回のテーマに関係あるモノだけに絞り込む。
1) 坐る: 膝を折りまげて踵をお尻につける
1−1) 正座
1−2) 胡坐
2) 座る: 席に腰をおろす。腰かける
 2−1) 椅子に腰をおろす、腰かける
 2−2) ソファーに横になる

これらの「すわる」には一長一短がある。つまり次のような長所と短所がある。

すわる 長所 短所
正座 足首、腿、太腿が伸びる 長く坐れない
胡坐 楽に長時間坐れる 足へ縦の力が加わらず鍛えられない
椅子 床に足が接しているので無意識の内に足に力が加わり鍛えられている 足がだるくなり、長い間
すわっていられない(私の場合)
ソファー 足も体もリラックスできる。昼寝に最適 身体が“でれっと”してしまう
足が弱らないためにもこの「すわる」様式を多少変えなければならないと思っている。しかしこの四つのすわるは残し、その比重を変えようと考えているのである。「胡坐」や「ソファー」は駄目だからやめるのではなく、適宜活用していくのである。
例えば、「胡坐」である。私の場合、仕事に長時間集中するためには「胡坐」が最適なので、集中したい仕事(例、この論文作成)には胡坐で書いていくつもりである。また、椅子にすわって新聞を読んだり、本を読んだり、テレビを見る場合も足がだるくなったら椅子で胡坐をかきます。長距離の飛行機でもこれまで同様胡坐をかくはずである。
しかし、これまでの胡坐を少なくしていきたいと思う。食事は正座、外から帰ってきてのすわりもこれまでの胡坐から正座にする。
また、これまで頻繁にソファーに横たわっていたが、横たわる前に椅子としてすわることにする。しかし、昼寝等の時はこれまで通りソファーに横になるのが最適だろう。
いづれにしても、胡坐とソファーの割合は減らしていこうと思っている。

年を取ってきたら、これまでの生活様式を見直すことも大事なようである。この度は「すわる」がテーマであったが、衣食住の生活様式の見直しが必要になるはずである。これらの見直しについても後日、書いてみたいと思っている。