合気道は技を練磨して精進していく道であるが、この「技」というものがよくわかっていないと、練磨できないし、合気道の精進もできないことになろう。
技を練磨するということだから、形をなぞればいいというものでもないはずだ。終わりがない、超時間かけて練り磨くものであるはずである。初心者が2、3年で覚えるような技の型ではないはずである。
技とは、開祖によれば、宇宙の営みを形にしたものであり、宇宙の条理、宇宙の法則に則ったものだといわれる。ということは一つだけということはなく、無数にあるはずである。私はその一つ一つの技を「技要因」または「技要素」といっている。
技の鍛錬とは、この「技要因」または「技要素」を見つけ、それを身につけいくことと考える。
「技要因」または「技要素」には、例えば、