【第154回】 結びの稽古

合気道は、宇宙の呼吸に合わせるための修行の道ともいわれるが、引力の養成であるとも言われる。宇宙万物との結びの道である。しかし、我々未熟なものが初めから宇宙と結べといわれても、なんのことか分からないだろうし、分かったところで出来ないだろう。

合気道を修行するものは、合気道の目標である「宇宙との結び」を目指さなければならないわけだが、物事を自得するためには、目標を持つことと、その目標を信じ、その目標に向かって、やるべきことを一つづつ自得しながら進んでいかなければならないだろう。

「結び」ができるようになるためにも、次のような段階的な稽古があるのではないだろうか:

勿論、「結び」の稽古はまだまだ何段階も先にあるように思える。「宇宙との結び」まではまだまだ先が長い。ますます修行に励むしかない。

参考文献:
 『武産合気』
 『合気真髄』