【第350回】 足づかいの法則

前回の「宇宙の法則を身につける」に引き続き、この宇宙の法則を身につけるとはどういうことか、そして、どのようにすれば宇宙の法則が身につくのかを、もう少し掘り下げ、具体的に書いてみよう。

合気道の相対稽古で技の練磨をする場合、技は手足をつかってかけあう。手の使い方も大事だが、足づかいも大事である。「上手は技を足でかける」といわれるように、足づかいは大事であるので、今回は足づかいの法則について書いてみることにする。

人には、2本の足がある。よく考えると不思議であるし、創造物の最高傑作の一つであるとも思う。タコは足が8本、イカは10本、ムカデは1000本などと言われるが、人の足は2本だけである。

稽古では、この2本の足を法則に則ってつかわなければならないが、その法則をいくつか紹介したいと思う。